2019.2.18

認知症の人は痛みを感じないはウソ?誤解されがちな認知症の痛み

認知症の人は痛みを感じないはウソ?誤解されがちな認知症の痛み

未分類

最近は認知症の方でもガンとなり、
緩和ケアを受けている、、というケースも
少なくありません。

842deb3462dcd6e5951d7561ada9e8ef_t

先日、緩和ケアを受けている認知症の
ガン患者さんがあまり痛みを訴えないので
投薬をどんどん減らしているというお話を聞きました。

その方がどのような状況かわかりませんが、
認知症の方の場合、ご自身の症状や痛みを

「言葉で伝える」

ことがうまくできないことが多々あります。

そのため、「痛みがない」と誤解されがちです。
ご家族も「どうせ覚えてない」と思い込んでいる
ことも多く、実際に痛みや病状の進行の発見が
遅くなってしまうこともあります。

認知症の方が痛みを感じている場合、

・着替えやケアに強く抵抗するようになった
・怒っていることが増えた
・そわそわしたり、徘徊することが増えた
・表情が暗い、またはしかめっ面などをすることがある
・眠りが浅い、またはずっと横になっていることが増えた
・イライラしたり攻撃的な態度をするようになった

などなど、感情や表情、行動にその痛みを
表現していることがあります。

例えばベッドから起きる際に、
さあ起きましょうかと介助して
起こそうとしたら、暴言を吐いたり、
抵抗したり。

立とうとするときにしかめっ面や
眉間にシワが寄っていたり。

そのようなことから背骨への転移が
見つかったこともあります。

認知症の方は自分自身のことを
「上手に表現できない」
ということを念頭にケアしていきたいですね。

記事一覧に戻る

カテゴリー

アーカイブ