福岡市南区西鉄大橋駅でサロンをしている
理学療法士・アロマアドバイザー、
リンパケアセラピストの今村です。
オピオイドと呼ばれるがんの痛みに使用される
お薬の副作用でよく知られているのは、
「眠気・吐き気・便秘」
の3つです。
吐き気は少し慣れてくると落ち着く方も
多いのですが、痛みをぼや~んとやわらげるために
やはり眠気はどうしても出てしまいますね。
でも1番切実なのは「便秘」です。
便秘薬をいくつも使ったり、
浣腸や摘便といって看護師さんに
便をかきだしてもらうこともあります。
なぜオピオイドを使用すると
便秘になってしまうのでしょう?
痛みを和らげるお薬なのですが、
その時に消化酵素が出るのを抑え、
腸の蠕動運動も抑えるために、
食べ物が普段よりも長く腸に残ってしまうのです。
腸では水分が吸収されていくため、
長く食べ物がそこにあると、
何度となく水分がとられていき、
結果として便は硬くなってしまい、
便秘が起こります。
どのくらいの便秘かというと、
もうお尻の内側に乾ききった便が
へばりついて取れなかったり、
大きな塊のまま固まっていて
お腹を押してもお薬を飲んでも
塊が大きすぎて出せずに
まるで出産シーンのような感じで
必死に出してもらうことも多々あります。
でも。
「腸の蠕動運動」
が得意な成分が自然界にはあるんです。
それが「D-リモネン」と呼ばれる
芳香成分の1つでモノテルペン単化水素類で
柑橘系の果皮から抽出されるものに多く
含まれています。
作用としてはいつくかありますが、
- 鎮静作用
- 血行促進作用
- 胃腸の蠕動運動促進作用
- 抗結石作用
- 抗菌作用
- 抗ウイルス作用
- 抗がん作用
などがよく知られています。
先日もご自宅へ訪問ケアに行っている
がんの終末期の患者さんが、
オピオイドの量が増えつつあり、
ひどい便秘で看護師さんに3日に1度
摘便と浣腸をしてもらっていました。
そこで今回は、
・オレンジスイート
・オレガノ
をブレンドしたオイルを
お腹全体に塗りながら、
ゆっくりゆっくりマッサージしたところ、
なんと毎日便が出るようになってきました!
最初こそ排便に苦労していましたが、
最近では自然と2つほど大きなのが
出るようになってきたそうで。
腸の蠕動運動を促進するオレンジスイートに
弱った心を元気にし、胃腸の機能を回復
することに力を貸してくれるオレガノ。
そのせいか?便が出た日はすっきり
とってもお元気なんですよね~。
その笑顔にこちらまで嬉しくなってしまい、
出たよ~~~~~~
わ~~出たんですかー!!!
よかったですね~~~!!!
とお会いするたび体調よりも
「便」談義でしばしのご挨拶が始まります笑
もちろん精油の効果だけではなく、
リラックスできる環境や
触れることでのコミュニケーションなど
様々なことがプラスに働いての結果かなと思いますが。
お薬ではない「手当て」も
お役に立てることがあるな~と
実感する日々です♪
4月からアロマスクールがスタートします。
ご興味のある方は説明会をご都合に合わせて
無料開催しています。
お電話でも可能ですので気になる方は
ぜひお問い合わせくださいね。
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お電話
070-5413-9174
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