ぐっと寒さが染みるようになってきましたね。
冬は顔や手足などの身体全体が、
次のような症状でお困りではないでしょうか。
- カサカサして粉をふく
- 乾燥でかゆみがでる
- 手湿疹や手荒れがでる
その理由は、冬は乾燥がひどく
お肌の細胞に「隙間」ができてしまうからです。
隙間が大きくなると外からの刺激を受けやすくなります。
刺激を感じた肌の細胞が、かゆみを引き起こす
「ヒスタミン」という物質の分泌させるのです。
かゆみがある場合は、ついかきむしって炎症や湿疹化を招いたり、
敏感肌になってしまうこともあります。
この状態になると
「かゆい → かく → 炎症 → また、かゆくなる」
といった悪循環に陥ってしまいます。
もし少しでも乾燥を感じたらすぐに改善の対策を行うことが大切です。
でもなぜ冬場は乾燥しやすいのでしょう?
冬の乾燥肌の原因として大きな影響を与えるのは、
・そもそも気温や湿度が低い
・寒さで血行不良になりやすい
・エアコンなどで部屋が乾燥してる
冬というだけで空気が乾燥し
体の水分が奪われやすくなっているんですね。
皮膚にはバリア機能といって水分保持したり、皮膚の下に
雑菌などが入り込まないよう守る機能がありますが
お肌の水分が落ちてしまうとこのバリア機能も
上手に働かせることができず一層水分の蒸発が進みやすくなります。
実際がんの術後などに起きるリンパ浮腫の患者さんは
この皮膚表面の乾燥が原因で雑菌が入り、
蜂窩織炎という炎症を起こしてしまうことがあります。
空気の湿度が50%以下になると、
角質層の水分は特に蒸発しやすくなります。
湿度計などを用いてお部屋の湿度を保つように工夫も必要ですね。
また体が冷えていると全身の血行不良になりやすく、
必要な栄養素などが十分お肌までいきわたっていない。。
という方も少なくありません。
お風呂に入る時間の工夫やあたたかい物を食べたり、
冷え対策は十分行って欲しいです。
いかがでしたか?
もう粉がふいてるぅううう!!!
という方はしっかりと保温・保湿対策しましょう!