2018.2.6

香りと記憶と本能と。

香りと記憶と本能と。

アロマテラピー

何かの香りを嗅いで、

「わ~懐かしい~」

と過去の思い出が蘇るような
経験って誰しもあるのではないでしょうか。

それは時に、

美味しいご飯の匂いだったり
服にや枕などに染み付いた香りだったり
空間そのもの香りだったり。。

いろいろな場面で人は香りを嗅ぎ、
それが記憶と結びついていたりします。

またそれは時に良い香りだけでなく、
不快な香りや嫌な想い出と直結していることも。

なぜこのように香りと記憶、
快・不快などが結びついているのでしょう?

実は香りを感じる「嗅覚」と「脳」は
とても深いつながりがあります。 

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鼻で嗅いだ香り(芳香分子)は、
鼻の中に入って粘膜から細胞へと
取り込まれていきます。

香りの芳香分子はとても小さく、
大脳のうち、意欲や記憶をつかさどる
「大脳辺縁系」
と呼ばれるところまで到達します。

この大脳辺縁系は「本能の脳」とも呼ばれ、
快・不快などにも関わっています。

そのため、香りを嗅いだだけで、

「これはおばぁちゃんの匂いだ懐かしい~。」
「子供の頃母が作ってくれた○○みたい」
「高校の時○○ちゃんと使ってた香水に似てる、懐かしい!」

といったように、
香りだけでなく当時関わった人との想い出や、
その空間の様子など、様々なことが頭の中に
蘇ってきたりします。

また、

「なんか気分良くなってきた!」
「よーっしリフレッシュできた!」
「午後から仕事がんばろう」

と言った具合に香りを嗅いで
すっきりとやる気が出ることもあります。

香りとあまりいい思い出がない場合も同様で、
よくあるのはとても良い香水であっても、

「なんかトイレの芳香剤のような、、」

と表現してしまいもはやトイレしか
思い出せない、、、という人もいますね(笑)

視覚や聴覚はもっと新しい脳の機能、
すなわち知能や思考などをつかさどる
大脳新皮質というところへ運ばれるのに対し、

香りは古くからの本能や記憶・意欲などに
関わる脳へと到達するんですね。

最近ではこのことを利用して、
認知症の方達へ香りを用いた予防ができないか
という研究も盛んになっているようです。

精油を用いる際には成分で選ぶのも
大切ですが、やはりご自分が、

「あ!これいい!なんか好き」

そう思えるものを選んで使う方が
より意欲・記憶や行動へと
つなげてくれる可能性が広がります。 

記憶と香り。

あなたはどんな香りに
どんな想い出がありますか? 

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