彼女の「こころ」はすでに立ち上がっている。
そう感じ、あえて写真を通して応援することにした1枚。
ご本人の許可を得てお写真を借りています。
「こころ」が居場所を見失い、蓋を閉じ、
その蓋の上から何度も何度も自分自身を叩きつけ
傷ついてそれを外に吐き出すこともできなくなったMさん。
いつしかそれは心身のバランスを欠き、
体の症状も出て外出することも辛い日々に。
そんなMさんがバラカのカウンセラーと共に
少しずつ見つけ始めた本来の「自分」
外に出る機会が激減してしまったことでの
体力を戻すことを目的に初めてお会いした彼女の印象は、
「キャリアウーマンだなー」
という、とてもしっかり者の素敵お姉さんだった。
聞いたことをメモに取る姿、
話を聞く視線や応対。
どれもが彼女がどれほど仕事で優秀だったか
わかるほど聡明な女性といった雰囲気が
そこにはあった。
弱さと強さは相対しながらもずっと
ヒトには共存しているものだ。
彼女の強さは時に弱さでもあり、
今のその弱さはきっと強さに変えられる。
そう判断した私は、毎回会うのではなく
必要な基礎体力作りは自主練にすることに。
その報告方法として、
「ウォーキング中に見たままを写真で送ってくだささい」
とした最初の1枚が先ほどの空の写真。
実はもう1枚あって、こちらは
全体の写真のうち視線がやや下向き。
どこを撮るでもなく、目の前を映してくれたのだろう。
そしてもう1度最初の写真。
わかりますか？
ふっと上を見上げようとしたのか
空の範囲がぐっと広がって。
そしてなんとなく入っている道。
この2枚を見て、「彼女は大丈夫」
私はそう確信して期間が空こうと
何だろうと気にせず写真便りを楽しみに
待つことにした。
その変化はメキメキ表れて。
どうですか？
この心の躍動感。
彼女の目にカメラを通して映る世界は
まるでその心が躍っているようです。
そして「道」がしっかりと
中心を描きながら楽しんでいるかのように
見えませんか？
夕日もまた一筋のしっかりとした道がそこに。
そして「見たいもの」「得たいもの」が
映し出されるように更に変化して。
「希望」
を得ることはそう簡単なことではありません。
でも彼女の写真からは、
自分自身がいる居場所、そしてそこでの希望、
なりたい自分。
そんな声が聞こえてくるようになったと
強く感じています。
小さい頃お父様に写真を撮って見せると
いつも褒めてもらえたというMさん。
家族の信頼・応援。自分を信じてくれる
認めてくれる愛情。
どれもが大人になるとなかなか
得難いものや正直に表せなく
なってしまいがちなことですよね。
でもたとえそうだとしても、
たとえ世界中の人が批難しても。
そしてもし、あなたが変わって
しまうことがあったとしても。
ここにその写真を撮るあなたの
「こころ」
の真実はとても純粋で
しっかりとした土台を持ち
その上でワクワクする魅力と楽しみを
自分自身の力で見出していくことができる。
そう信じてそこに居続ける。
そんな存在になれたらと思います。
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バラカメディカルでは
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