2020年4月22日、福岡市南区で起きた
「立てこもり事件」
この時犯人が立てこもったお店は
西鉄大橋駅東口から徒歩1分。
私のサロンからも2分ほどのところにある
地元では有名なうなぎ屋さんでした。
店から路地には警察車両がたくさんいて
ブルーシートが張られていました。
ヘリコプターが大きな音を立てて
頭上を飛んでいてニュースを見ていると
なんだか物々しい感じでしたが。。。
その周辺は実際にはどうだったかというと。
割と通常通りでした。
私はその日サロンに患者さんが来る予定で
現場近くまで来るまで行きましたが、
ずいぶん離れたところから渋滞していました。
先にブルーシートが張ってあったと
朝出かけた旦那さんから聞いていたので、
何か事件かね？と言いつついつもとは
違う道から行ったので渋滞に巻き込まれる
ことはありませんでしたが。
現場は「東口」ですが、
そうたくさんあるわけでもない階段を
上り下りして反対側の「西口」に行くと、
ロータリーは平和そのもの・・・。
座ってお弁当を食べている人もいたほどです。
報道陣の数がとても多くて、
「どうしたと？」
「なんであんな人がいると？」
と聞き合ってる人もいましたが
一般の人は割と落ち着いていて、
事件らしいね～
と言いながらも「密」にならないようにか
見物はしつつも歩いてる感じで。
そしてなんと黄色のテープすぐ横のお店！
和菓子屋さんなんですけど。
普通に営業してたんですよ。
もちろんその手前のココ壱番屋も
その通りにある銀行もパン屋さんも
何もかもが普通通りに開いていました。
私たち地元の人間がこれほど落ち着いて
いられたのはなぜでしょうか？
それは「わかっていたから」
ということが大きかったと思います。
とても早い段階で
「元店員らしい」
「持っている凶器はナイフだと」
という情報が入ってきたので
・無差別ではないようだ
・拳銃ではないので周辺でケガすることはなさそうだ
・顔見知りの犯行なら怨恨だろうね
・あの店の周りはさすがに軽擦も逃がさんやろ
ということが「わかっていた」からなのです。
まぁあとは県民性もあるとは思いますが。
「それやったらまぁ大丈夫やろ」
というのんきさもありました。
ちなみに私の患者さんは、人が集まっているので
その日から発売の大手メーカーのマスク販売をしてるのかと
すっかり勘違いしてお見えになりました笑
さて。
新型肺炎の場合はどうでしょう？
この事件のように頭で理解して
明確にできるものが少なすぎるために
まるで「おばけ」を怖がるかのように、
何もかもが怖い状態に陥っており
それが心身状態に出てきている人も
増えつつあるように思います。
そしてこの立てこもり事件の時も、
実はその場にいた私たちよりも、
離れてそのニュースを見ていた人の方が、
心配して連絡をくださったり
怖い想いを感じたようでした。
自分の住まいとは離れている
悪いニュースなどは少し
見ないようにするのも大切かもしれませんね。
