2019.1.20

苦しんでいる人は自分のことをわかってくれる人がいると嬉しい。

苦しんでいる人は自分のことをわかってくれる人がいると嬉しい。

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福岡赤十字病院で開催された
第8回 在宅ケアネットワーク福岡中央主催の
この講演会に参加してきました。

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めぐみ在宅クリニックの小澤先生の
ご講演の中に、ブログタイトルでもある

「苦しんでいる人は自分のことをわかってくれる人がいると嬉しい」

というお話がありました。

そしてこれをしようとする人は、
決して専門家でなくてもよく、
子供でも、大人でも誰であれ、
その相手にとって「理解者」になる
ことができるというものです。

でもこの「わかってくれる人」と
相手に思ってもらえるのはそう簡単では
ないように思います。

苦しんでいるというほどでなくても、
夫婦や会社、ご近所さんとの会話などで、
何気なく自分のことを話したら、

・え!そうなの?それって~じゃない?だったら~・・・
・それは言われて当然だな
・仕方ないよね
・わかる!実は私も前に○○で~だったんだけどね・・・
・わかります、それ嫌ですよね~。
・なんかそういう時に飲むと(使うと)いいものありますよ

などなど。

うーん・・なんかちがう・・
と思った経験は誰しも1度はあるのではないでしょうか。

特に女性の場合は、

「聞いてほしい」

という気持ちがありますし、
そこには特に結論や方向性は
求めていない場合もありますね。

夫婦間でなかなか理解してもらえない
という不満が多いのはそういった
男女の特性の違いもありますが(笑)。

ご講演の中で「主役」を入れ替える
視点を教えていただきました。 

苦しんでいる方のお話を聞くとき、

「自分が」
聞いて相手を理解しようとするのではなく、

「相手が」

自分を理解者と思ってもらうような
聴き方をする。

というのが大きなポイントになるとのこと。

いわゆる相手の話す言葉を
繰り返しながら聴く傾聴がその方法ですが、

相手の方が「理解者」だと思って
もらえるような傾聴ができるようになるには
日々経験だなぁと思いました。

小澤先生もおっしゃっていましたが、

「本を読んでも泳げるようにはならない」

ということですので。
やはり自分でも聞いてもらう側になったり、
実践してみる側になったりしながら、
より良い関係性を作れるように
していきたいですね。 

でもこれまで聞いた講義などでは、
「自分が」いかに相手を理解するか、
寄り添えるか、ということをテーマに
したものが多かったように思いますが、

「相手が」
主役となって語るお話は初めてお聞きし、
視点を変えるだけでもぐっと変わるものだなと
思いました。 

もっともっとたくさんのお話があったのですが、
詳しく知りたい、学びたい人のためには、

看取りへの「苦手意識」が「関わる自信」へ
セミナーがあるそうですよ。

▼エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座 
https://endoflifecare.or.jp/

よかったらぜひ。 

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