家族でご両親など旅行を計画。
素敵な親孝行ですよね。
「息子が○○へ連れて行ってくれた」
「娘や孫たちと○○を食べに行った」
と嬉しそうに話してくださる年配の方は
とてもたくさんいます。
中にはご自身の携帯に入っている写真や
アルバムにした写真を見せてくれる方も。
そんな時、
「この写真は嫌なの」
とおっしゃる写真の中にあるのは、
「車いすに座っている写真」
なんです。
旅行を計画する側の気持ちは
とても良くわかります。
道が不安定だったりお店や観光地の
移動は普段と異なりとても疲れますし、
お互いの大変さを考えて、
車椅子をレンタルする方も少なくありません。
そこはご本人も譲れる部分なようです。
でも・・・
「車いすに乗っている写真を残したくない」
のがそのお気持ちなのです。
特に普段は杖やカートなどで歩けている方は、
「それは本当の自分じゃない」
という気持ちが強く写真を見るたびに
がっかりしてしまうという方も。
「そんこと言ったって仕方ないじゃないか」
というのが連れて行った側の
意見だったりするのですが。
そうですね。連れていくときは仕方ないのです。
私もきっとそのようにすると思います。
だからこそ、ぜひ。
「写真の時だけは」
車椅子を横に置いて立ってもらうとか、
ちょっと椅子に腰かけてもらって
その脇にみんなで立つとか。
「見栄えよく」
パシャリとしてみませんか？
あなたが素敵な髪型や服装で
写真に写っておきたいのと同様に、
かっこよく、素敵に写っておきたいのです。
そしてそのほんの少しの配慮で、
みんなにその写真を見せまくるほど、
自慢の娘・息子、お嫁さんやお婿さんとして
ずっと喜び続けてくれるでしょう。
