2019.12.9

難病や慢性の痛み、改善するために必要なたった1つのこと

難病や慢性の痛み、改善するために必要なたった1つのこと

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福岡市南区大橋駅前で理学療法としてサロンをしている今村です。

バラカプロジェクト サロンHP

私自身も難病がありますし、日々繰り返す痛みや
慢性の痛みで悩まれている方にお会いしています。

「痛み」に対してどのようなアプローチが良いか
医療の中でも長きに渡って続く問題かもしれません。

ただ最近この「痛み」の多くはもっと上手に
手放せるのではないか、、と考えています。

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それは時折ひどい痛みを訴える方でも
お電話でお話をするうちに治まってきたり
看護師や主治医の顔をみるとふっと痛みが
和らいだりする患者さんも多いためです。 

先日参加したシンポジウムで
それをもっと踏み込んだ形で教えていただく機会を得ました。

11/23に開かれた痛みのシンポジウム 
「どげんかせんといかん 日本の慢性疼痛治療」
疼痛ゼロの日シンポジウム

シンポジウムには筋線維筋痛症の患者当事者の方や
東洋医学、鍼灸・漢方などの先生、
トリガーポイント治療など様々な視点からの
パネリストの方たちがいて、いずれも大変わかりやすく
単に西洋医療だけで考えがちな私にとっては、
学びの多い時間でした。 

中でも繊維筋痛症の当事者、新里美帆さんのお話は
ほとんどの患者さんに当てはまるのでは、、
と思うほど、まさに「痛みを手放す」ポイントを
具体的に教えてくださっていて。 

繊維筋痛症とは、3か月以上の長期にわたって身体のあちこちい
痛みが出現し、強いこわばりや激しい疲労感、不眠や頭痛などが
起こる病気ですが、まだ原因はよくわかっていません。

最近ではレディガガさんがこの病気で有名になりましたね。

意識ももうろうとなるほどの強い痛みとこわばりで
ほとんど動くことができなかったという新里さんですが、
現在は症状が改善し、通常に生活できるようになったそうです。

どんな風にして症状が改善したのでしょう?

その第一歩は、

「治すことだけに集中した」

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ということだったとか。

当たり前じゃん。
と思うかもしれません。

でもみなさん熱が出て仕事を休まなくては
いけなくなった時、「休むこと」だけに
集中しているでしょうか。

ああ、あの伝達をしなくちゃ
家にいる間にあのレポートを作っておかないと
洗濯ものが、、、子供の迎えが、、、

などなど。
事情はあると思いますが、
「治ることだけ」
に集中している人って実は本当に少ない。。

でも熱は3日か1週間くらいで回復しますが、
彼女のように何か月もひどい痛みが続いたら
どうなるでしょうか。

当然「不安」になりますよね。

明日はどうなるのか。
このまま痛かったら仕事はどうなるか。
あれはどうなるのか、これはどうしたらいいのか。

痛み以外のことでも心がいっぱいになります。

また、実際の経験と痛みがむすびついて
自分自身で痛みを大きくしてしまうこともあります。

例えば天気が悪くなる時に痛みが悪化した経験があると、
次は天気予報でお天気マーク以外をみるとなんとなく
もう痛みが出始めてしまったりとか。

誤解のないように伝えると、この時患者さんは
「本当に痛い」
のです。

実際に心も体も「痛い」と感じているのですが、
こうした経験やその人の性格、習慣など様々なことが
結びついて大きく膨らんだ痛みには、なかなかお薬だけでは
良い効果を生み出せないかもしれません。

新里さんは、こうした自分の状態をよく分析され、
明日はどうなる?とかこのままだと、、といった
不安を「考えない」ようにして、その日の自分、
その時の痛みを治すんだ、それは自分なんだ。
と思うようにして痛みを必要以上に膨らまさないように
工夫されたそうです。 

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    (現在は痛みから解放された新里さんと)

 「不安」という目には見えない存在しない
お化けのような存在は、療養期間の長い
難病やがん患者さん、繰り返し起きる痛みの
ほとんどの患者さんが多かれ少なかれ持っていると思います。

まずはその「不安お化け」をどっかへやって
「今」に徹底的に集中する。

第一歩はそこからになりそうです。

まだまだ山ほど学びがありましたが、
とりあえず第一歩のお話まで・・・。

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▽新里さんのヨガと子供未来教室


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