「体温を上げると免疫力がアップして健康になる」
という話には、現時点では、医学的根拠はありません。
そうおっしゃっているのは、
福岡出身の内科医、酒井健司先生。
巷ではもう常識となったとも言える
この「体温アップ」と免疫力の話。
中にはすごく具体的な数字も出ていますが、
これも正確な文献は見当たらないそうです。
冷えてるより暖かい方が筋肉もほぐれて
動かしやすい、疲れがとれる、、
そういった感覚はあると思います。
ただ問題は「免疫力がアップ」
中には、「ガンが治る」といった
極端な情報が流れているということでしょうか。
特に「○○が治る！」と断言している
情報には常に注意が必要です。
とはいえ体温と何か関係が示されたものは
ないのでしょうか。
酒井先生によれば、
「平熱が高い人ほど死にやすい傾向があったのです。
平熱が0.149度高いと1年間の死亡率が8.4％高くなっていました。」
とのこと。
なんと死亡率には差があったんですね。
しかも、常識とは逆で体温が低い方が
長生きするかもっていう、、。
でもこれも「平熱が低い人は長生きする」
という直接的な関係ではなく、カロリー制限を
した人は結果として平熱が低く長生きだった。
という結果起きた産物のようです。
つい知ったかをして
「え！平熱低いの？？それヤバイよ！」
とあれこれ温めるグッズや
方法を伝えてしまいそうになりますが、
まずはご本人がそれで何か困っているのか。
ということから考えてみると良いかも
しれませんね。
巷にあふれる「温める系」の
グッズや本もまた違った視点で
読んでみると面白そうです。
案外トンデモ医療と気が付かづに
はまってしまってるものがあるかも！？
まぁまずこの時期は食べすぎ
飲みすぎに注意からでしょうかね笑
